都内で外国人の入国手続きなどを支援している行政書士・松村麻里さんがきのう見せてくれたのは、エチオピア人のパスポートと万博用に発行されたビザのコピー。今年7月、大阪・関西万博の国際交流プログラムで日本に滞在していたエチオピア人の女性が宿泊施設からいなくなり、行方不明になった。今月になってみつかっていたことがわかったが、失踪している間に都内のエチオピア人コミュニティを訪れ、仲介者を通して頼ってきたのがこの女性とみられる。万博期間中は日本に滞在できるビザを持っているのに他のビザに変えたい理由は、帰りたくないから。そこで候補となるのが就労ビザだが、切り替えには日本企業との雇用契約が必要でそもそも日本語も使えない状況では発行できないのが現状。しかし、松村さんのところにはこうした相談が後を絶たないという。いまの制度では難民申請し審査期間に入れば、平均2年11カ月審査にかかる。その間、就労可能な「特定活動」というビザが与えられることもある。
