16日地銀の株が下がった。ピクテ・ジャパン・大槻奈那さんに話を聞く。JPモルガンは引当金を積み増している、地銀のザイオンズ、ウェスタンアライアンスの引当金が大きかった。これらが発端になったと思う。ただ詐欺被害の特殊なケース。問題は、アメリカの中小金融機関は前四半期まで2割弱赤字決算。これからの7~9月決算だと更に赤字が増えるのではと思う。JRモルガンCEOが倒産した企業を害虫になぞらえ「1匹みつけたらもっと多くいるはず」という。サプライチェーン金融を使っていた見えにくい安易な取引が膨張している問題がある。ファーストブランズのケースの紹介。これは特殊な面もあるが、一部の投資家が自社のポートフォリオを再精査をしはじめている。銀行にとって試練になる。銀行業界の課題はノンバンクとの競争、AI-IT投資、顧客の世代交代への対応がある。コベナンツライトローンの全ローンに占める割合の紹介。ノンバンクは引くときも早い。決算の時ゴールドマン・サックスも追加人員削減を発表、その背景にあるのはAI活用。年間システム投資額(JRモルガン、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、三菱UFJ、三井住友FG)の紹介。日本とかなり違う。地銀はここまで必要ではないかもしれないがニーズはある。富裕層の相続人世代が運用者に求めるもの(Cap Gemini)によると、アメリカの次世代富裕層の81%が親世代と違う資産アドバイザーを選ぶと回答している。既存の銀行が対応できるかという問題がある。アメリカ、ヨーロッパではM&Aが急増、更に加速している。日本は動いてないわけではない。ハーフィンダール指数全銀行単体の紹介。金利上昇により海外からの参入が脅威になるかもしれない。金融庁が銀行の再編の支援制度拡充も報じられている。今のうち危機感を持って改革する覚悟が必要。
