ユニクロを展開するファーストリテイリングは大卒の初任給を30万円から33万円に引き上げる。年収は500万円強に。三井住友銀行は来年4月に入る大卒行員の初任給を30万円にする方針で、大手銀行で30万円台は初。みずほリサーチ&テクノロジーズ・酒井才介日本経済エコノミストによると「少子化で人材獲得競争が激化。企業は優秀な人材を確保したい狙い」と解説。就活生が求める初任給の額は2026年卒で最低限ほしい初任給は22万円以上。前年より13.8%増。物価高など経済不安から求める金額が上昇とみられる。新人は初任給UP、2〜3年目など指導が価値は賃上げ。30代は一定程度、賃上げ。40〜50代は逆に賃上げしないとみられる。40〜50代は年収低下のリスクをとって転職する人は少ない。企業側は若手の賃金UPを優先。人材確保のため企業がすべきことは。その後の賃金の伸びは期待できない場合、人材流出のおそれもある。酒井氏は「成果に応じて賃金が上がる制度設計を」と解説した。