24日、ルーマニア大統領選挙が行われた。世論調査では支持率数%だったジョルジェスク氏が得票率約23%で首位に立った。どの候補も過半数を獲得できなかったため、来月8日に決選投票が行われることになった。ジョルジェスク氏は、ロシア寄りの主張で知られ、NATOにも批判的な立場だ。ジョルジェスク氏は今回の選挙で、大規模な集会を開かず、TikTokやYouTubeなどを軸に選挙戦を展開した。柔道や乗馬をする動画を投稿してきた。フィナンシャル・タイムズは、有権者の間で政治不信が広がるなか、支持者が動画を拡散していたと報じるなど、ヨーロッパでは驚きが広がっている。ジョルジェスク氏は、私は過激主義者で、ロシアや中国とつながっていると疑われているが、それは全くの誤りだなどとしている。ブカレストでは、学生たちがジョルジェスク氏に投票しないよう呼びかけるデモが行われた。
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