パリ五輪で2冠を達成した日本育ちの体操選手が母国フィリピンから熱烈な歓迎を受けている。国や企業から贈られる特別ボーナスも総額は2億円を超える。パリ五輪体操種目別、床、跳馬で金メダルを獲得したフィリピン代表のカルロスエドリエルユーロ。16歳で親元を離れて日本に来日し、去年まで日本人コーチと練習を積んでいた。3年前、日本で開催された世界体操の前には、日本語で意気込みを語っていた。フィリピンの男性選手がオリンピックで金メダルをとったのは全ての競技を通じて初めて。帰国した際には国中から熱狂的な喝采があがった。マルコス大統領は大統領府へ招くと、5160万円相当(2000万ペソ)の報奨金授与を発表。地元メディアによると政府や企業から集まった報奨金は1億8500万以上という。不動産企業メガワールドコーポレーションは8250万円相当の住居を贈呈。ベッドルームが3つもある家具付きのコンドミニアム。金メダルを模したコーヒーテーブルもついている。大手自動車メーカーからはSUV車。他にもコーヒーや寿司、ラーメンなどの一生分の無料券や航空券などの無料も発表されている。