- 出演者
- 辻浩平 藤重博貴 酒井美帆
オープニング映像のあと、酒井キャスターらがオープニングの挨拶をした。
アメリカのトランプ大統領は中東歴訪の最初の訪問国、サウジアラビアのリヤドに到着した。サウジアラビアはトランプ大統領が1期目にも初めての外遊先に選んだ国で、ムハンマド皇太子との会談のほか、アメリカとサウジアラビア両国の投資家を集めた会合に出席し、演説する見通し。ムハンマド皇太子は今後4年間で6000億ドル、日本円にしておよそ88兆円規模のアメリカへの投資計画を伝えていて、今回の会談でも投資の拡大や経済分野の連携強化について議論が行われる見通し。また、ガザ地区の情勢など、中東地域の課題をめぐり、アラブの中心的な存在でもあるサウジアラビアとの間でどのような意見が交わされるのかも注目される。
リヤドからの中継。トランプ大統領がサウジアラビアを外遊先に選んだ理由は、オイルマネーで潤うサウジアラビアからの大規模な投資。トランプ大統領はムハンマド皇太子から4年で6000億ドルの対米投資を取り付けたが、この投資額を1兆ドル程度まで増やすことを求めている。今回の訪問でもアメリカの経済的な利益を追求する外交を展開すると見られる。アメリカ国内では関税措置で批判的な声も上がっていて、中東各国からの大規模な投資で自身への支持につなげたい考え。
サウジアラビア側もアメリカからの投資拡大に期待を膨らませている。サウジアラビアは世界第ニ位の原油埋蔵量を誇る産油国だが、石油依存からの脱却を経済の多角化を目指す国家戦略「ビジョン2030」を掲げて、外国企業の呼び込みをはかっている。首都リヤドのコンサルティング会社にはサウジアラビアに進出したい外国企業からの問い合わせが多数きていて、アメリカ企業からの問い合わせは去年同時期の約2倍となっている。会社ではムハンマド皇太子と良好な関係を築く、トランプ氏の大統領就任が一つの要因だと考えている。
サウジアラビア政府はビジョン2030の中で、リヤド市内を走る車の30％をEVにする目標を立てている。こうした中、テスラが進出し、多くの客で賑わっており、業績期は好調だという。
リヤドからの中継。サウジアラビア側の狙いは投資の呼び込みと兵器の購入。サウジアラビアはこれまでもアメリカから多くの兵器を購入してきたが、トランプ大統領の訪問と合わせて、約15兆円の兵器を新たに購入するとの話もある。
アメリカメディアは、トランプ大統領の中東訪問をめぐり、カタールから大型の旅客機が贈られ、大統領専用機として利用される計画があると報じた。現在の大統領専用機「エアフォースワン」は、1990年以降に導入され、老朽化が進んでいる。カタールから贈られたのは、ボーイング747-8型機。価格は約4億ドル。外国首脳からの贈り物としては史上最高額だという。トランプ大統領は、新たな専用機が完成するまでの間、カタールからの機体を使用することを検討するとしている。民主党のシューマー院内総務は、アメリカの歴史上例を見ない私腹を肥やす行為だと批判している。アメリカの憲法では、議会の承認なしに外国政府や王・皇太子からいかなる贈り物ももらってはならないと定められている。今回、トランプ氏は議会の承認を得ておらず、憲法に抵触する可能性が指摘されている。便宜を図れば賄賂にあたるのではないかという声もあがっている。大統領専用機は、機密中の機密にあたり、内部構造なども安全保障上の理由から秘密となっていて、外国からの贈り物を使っていいのかという声もある。トランプ氏は、透明性があり、いかなる法律にも抵触しないとしていて、受け取るのは国防総省であり、カタールへの見返りもないとしている。今回の中東訪問は、各国から巨額の投資をとりつけるディールにフォーカスしたものになるとの見方が出ている。トランプ氏の考えは、ディールを前提としたものとみられる。
スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会で知られる建築家のアントニオ・ガウディについてローマ・カトリック教会が英雄的生き方だったことを示す尊者に認定した。今後死後2つの奇跡を起こしたと認められれば、聖人に加えられる可能性もある。
フィリピンではドゥテルテ氏が逮捕されたことへの混乱が見られる。一方で厳しい麻薬への取り締まりを行ってきたドゥテルテ氏への反感も強く、世論調査では逮捕されたことに肯定的な回答が6割だったという。一方で強引なやり方でなければ治安改善は進まなかったのではないかと評価する声もあり、サラ副大統領は外国に主権を売り渡したと訴えてきた。規制緩和を受け麻薬が蔓延し始めているとの指摘もあり、社会の分断が深まる形となっている。
米4月の消費者物価指数は前年同月比2.3％増となった。トランプ政権の関税政策もありインフレの警戒感もある。
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中国・北京では中南米・カリブ海地域の33カ国のフォーラム・閣僚級会議が行われている。中国は中南米諸国との貿易総額が去年5000億ドルを突破する中、習近平国家主席は今世紀始めの40倍あまりの規模だと言及し、インフラや農業分野で協力を深めるとともに中南米の支援に向けて約1兆3000億円規模の融資枠を提供する方針。米中貿易摩擦が緩和される中、中国は中南米での貿易の多角化を進める方針。
米トランプ政権は南アフリカで少数の白人が人種差別を受けていると主張し、難民としての受け入れを発表している。南アフリカ政府は土地の収容を巡る政策を出しているが、トランプ政権は差別的だと主張し援助の凍結を表明するなど圧力を強めている。第1陣として約60人がワシントン近郊の空港に到着している。トランプ大統領はこれは虐殺だと言及しているが、不法移民対策の強化を進める中での対応であり民主党からは特別扱いとの指摘がある。
視聴者からは「トランプの思いつきも多々あるアメリカの政策は誰も予測不能と考える」という声が寄せられた。一方でトランプ氏は自身の著書で予測不能でいることが交渉を有利に進めるコツだと記している。
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エンディングの挨拶。
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