ラオスで開かれているASEANの一連の首脳会議。2日の今日は中国の李強首相が出席し、ASEANとの間で経済協力が進展していると強調した。フィリピン・マルコス大統領は南シナ海について、“我々は継続して嫌がらせと脅迫を受けている。経済協力は南シナ海の情勢と完全に切り離すことはできない”と述べ、中国を強くけん制した。その上で“紛争防止のためのルール「行動規範」の策定に向け交渉を加速すべき”と訴えた。ベトナム・シンガポール・タイからも南シナ海についての意見が相次ぎ、これに対し李強首相は従来の立場を繰り返し主張した。意見の応酬が続き、中国に対するASEAN側の一部加盟国の懸念があらわになった。