プーチン政権の弾圧に抵抗し反戦を訴えてきたロシア人のアーティストたちは停戦の動きをどう見ているのか。アメリカで活動し、水彩画の個展も開いているビジュアルアーティストのエカテリーナ・ムロムツェア氏は「トランプ政権はウクライナ国民が国を守るために払った犠牲を無視している。ロシアの侵略を助長するだけではなく国際秩序を不安定にし、主権国家の権利がその同意なしに交渉できるという危険な前例をつくる。」と行っている。イギリスで活動するビジュアルアーティストのパーヴェル・オジェリノフ氏は「これが短期間の和平合意でその後軍事行動が起きてほしくない。全関係者が納得し停戦になったら平和になったことを祝いたい。しかしこのような平和は嵐の前の静けさのことが多いので慎重。」と語っている。一方でプーチン政権は旧ソ連時代の音楽祭を復活させようとしている。プーチン大統領は欧州国別対抗歌謡祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」へのロシアの参加が禁止されたことを受け、3日、独自の国際音楽コンテスト「インタービジョン」を今年開催することを決め、法令に署名した。インタービジョンは旧ソ連時代に同盟国のあいだで開催されていて今回は旧ソ連諸国など約20カ国が参加する予定だという、などと伝えた。