北海道上砂川町はかつて炭鉱の町として栄えたが、現在、過疎高齢化が進んでいる。上砂川町の廃団地は建物の老朽化に伴い閉鎖されたが、今、廃団地の一角に2人で暮らす夫婦がいる。東京都出身の勝長玲美さんと北海道出身の夫・勝長拓也さんだ。2人は移住して3年になる。2人は集会所だった場所で暮らしている。壁を造る等リフォームした。勝長玲美さんはチーズ工房でチーズを作っている。ウォッシュチーズを手掛けている2ヶ月かけて熟成させるという。ネットや地域のイベントで販売している。生乳は地元の牧場で仕入れている。勝長玲美さんはフランス留学で食べたヤギのチーズに感動し、帰国後に大学を中退し、十勝のチーズ工房に就職した。上砂川町は歓迎してくれたのだという。ヤギ小屋の建設も進んでいる。チーズは大人気だという。勝長拓也さんはまちの駅に勤務している。飲食店を経営していた為、週3回、料理の腕をふるっている。夫婦はきまぐれパン工房を運営している。日曜日限定でオープンしている。