先月、日本に避難しているウクライナの人々が名古屋に集まった。手渡されたのは1人10万円の支援金で、この日はおよそ30人が受け取った。こうした支援を行っているのがCoCo壱番屋の創業者である宗次徳二さん。停戦協議の行方が注目される中、27日から28日にかけロシアによる大規模攻撃が行われ子どもを含む23人が死亡、60人以上が負傷した。これを受けドイツのメルツ首相はゼレンスキー大統領とプーチン大統領の会談は実現しないとの見方を示した。宗次さんはロシアによる侵攻が始まった2022年から支援を続けている。宗次さんは1974年名古屋市西区で喫茶店バッカスをオープン。この店の人気メニューだったカレーの専門店を作ろうと1978年にCoCo壱番屋1号店をオープンした。CoCo壱番屋は現在国内外で1400店舗を展開、世界最大のカレーチェーンとなった。宗次さんは53歳で経営を退き、約28億円の私財を投じてクラシック専用の宗次ホールを建設した。音楽を通じた社会貢献はウクライナの人々の支援にもつながっている。宗次さんは避難してきた約20人をコンサートに招待した。今月7日に開催されたコンサート「希望の調べ〜 平和への願いを込めて〜」で演奏するのはウクライナ出身のチェロ奏者ヤーナ・ラヴロワさんとテチアナ・ラヴロワさんの親子。娘のヤーナ・ラヴロワさんは東京に避難しているが、母のテチアナ・ラヴロワさんは今もキーウに住んでいる。ラヴロワさん親子に手を差し伸べたのは宗次さんで、チェロを無償で貸し出した。宗次さんは、少しでも余裕のある個人や会社や国が、食べることのままならない人たちにも目を向ける必要があると話した。