小学生の子供2人を1人で育てる山田さん。この日届いたのはNPOが生活の厳しい家庭に定期的に配送する食品。学校がない分、食費や光熱費が増える夏休み。特に気にしているのは子どもたちの思い出づくり。家庭環境などを理由に習い事や旅行などの子供の体験機会に差が生まれる体験格差。ある調査では世帯年収300万円未満の家庭の子供の3人に1人が、学校以外の体験が全くないとの結果も。こうした悩みに寄り添う支援も広まっている。NPO法人フローレンスなどが行っているのは、企業と協力した職場見学や自然体験の無料提供。これまでに1500世帯以上の家族が参加登録した。山田さん一家もこうした取り組みによってガラス彫りなどの体験が出来たという。家族の輪を超えた協力が広まっている。