イラン最高指導者の後継者、モジタバ・ハメネイ師が初めての声明を出した。その中でホルムズ海峡の封鎖を続けると表明したことで、封鎖が長期化する可能性が出てきた。日本テレビ国際部部長の小林史は「打開策は2つあり、1つ目はアメリカ軍が護衛する形で海峡を通り抜けるという方法。アメリカのベッセント財務長官は『軍事的に可能になり次第、アメリカ海軍が有志国と連携して護衛する』と述べている。具体的な開始時期は明らかにしていない。現在ホルムズ海峡には日本関係の船が45隻停泊しているが、自衛隊元統合幕僚長の河野克俊氏は『様々な国のタンカーを護衛することになり、相当な段取りと調整が必要にある』などと指摘した。もう1つの手段はホルムズ海峡ではなく、アラビア半島を挟んだ紅海までパイプラインで原油を運び、運び出そうというもの。ただし海峡の出口に位置するイエメンには武装勢力「フーシ派」の存在があり、イランからの要請があればタンカーへ攻撃する恐れがある」などと語った。マリントラフィックの分析によると攻撃が始まった2月28日から今月12日までに、ホルムズ海峡を通過した原油タンカーは15隻確認されている。日本テレビの調査では、そのうちの1隻が中国に向かっていると見られることがわかった。中国はイランと友好関係にあり、イラン側に攻撃しないように求めているとみられる。イランはホルムズ海峡という強力な武器を使い、各国に踏み絵を踏ませている。来週訪米予定の高市総理はトランプ大統領とどのような距離感を示すのかイラン側も注視ししているとみられ、難しい立場に立たされていると言える。
