オーストラリアのフードバンクによると食費をまかなえないため、約200万世帯が食事を抜いたり分量をへらしているという。食べ物に関する全体の数字は改善しているが、気になる傾向がある。最も所得の低い世帯の悪化が進んでいる。障害者年金を受給している夫妻は10年あまりにわたり、貧困層に手作りの食事を提供しているが、物価高に苦労しているという。オーストラリアのフードバンクの最新の報告書によると、オーストラリアの340万世帯が食事の問題を抱えているという。この1年間で、約100万世帯で食料が底をつき、資金もなくなっているという。年間所得が3万ドル以下の家庭の状況が悪化している。最大の原因は物価や住宅費の高騰、そして、所得や福祉手当が減っていること。オーストリア大学・フィリップス教授は雇用促進が打開策になると指摘している。フードバンク責任者のコメント。