アメリカの半導体大手・エヌビディアは20日、2024年8-10月期の決算を発表する。エヌビディアは代表的な株価指数のダウ工業株30種平均の構成銘柄に採用されたばかり。時価総額は世界首位で、株式市場に及ぼす影響は高まる一方。市場の期待に応える業績を示し”エヌビディア祭”と呼ばれるAI相場の宴が続くかが注目される。事前の市場予想によると、純利益は87%増の約173億ドルとなる見通し。すでに生成AI部門の恩恵を受けていた前年同期と比べても高成長を見込んでいる。今回の決算で市場が最も関心を寄せるのは24年11-25年1月期の業績見通し。エヌビディアは25年1月までに次世代AI半導体「ブラックウェル」の本格生産・出荷を始める方針を示している。「ブラックウェル」の収益貢献についてエヌビディアのジェン・スン・フアンCEOがどう説明するかが焦点となる見込み。(日経電子版)