日経平均株価・日経平均先物など午前の終値を伝えた。鈴木さんは「3万8,000円~4万円の間のレンジ相場が続いているが、きょうに関して言うと先週末にアメリカが時間短縮取り引きだったにも関わらずNYダウとS&P500が高値を更新、ナスダックもしっかりということで、日本株も朝方期待され小幅プラスで始まったが、途中で下げてしまったのはファーストリテイリング1社で一時170円ほど、足元でも100円ちょっとほど日経平均・マイナス寄与度と捉えているので、これを加味すればプラスと言える。円高については週末のインタビューで植田日銀総裁が12月の利上げに向け若干前向きともとれるような発言もあったため、一時149円台となった。こうなると金利が上昇すれば3メガ(バンク)あたりは恩恵を受けるだろうとうことで三井住友銀行がきょう年初来高値となった。あと目についたのは週末にアメリカでIT系がしっかりしていたので、アドバンテストなど日本のIT株もしっかりしていた。このあたりはプラス材料として安心材料になったと思う。ここからの注目は、アメリカではブラックフライデーが始まり、出だしのネットショッピングはまぁまぁ好調。今週はISMや雇用統計など重要な経済指標が出ますので、そのあたりを見つつアメリカの長期金利の居所、ドル円相場の居所、中盤に向けて日米中央銀行の金融政策決定会合を消化しないと、なかなかいまのレンジ相場から抜け出す材料が他にはない気がする。そこが終われば年末に向けて餅つき相場・クリスマスラリーなどが期待できるのではないかと思う。でも当面は上値が重い・下値が固いという展開が続きそう」などと話した。アメリカの長期金利は先週末に1か月ぶりの低水準、国内の長期金利は現在上昇となっている。アメリカ株先物は下落。