先月末、ヤマト運輸と佐川急便は全国的に配送の遅れが出ていると発表した。この状態は今も続いていて、各社は通常配達の予定日を事前に受け取り側に伝えているが、現在は一部で伝えることができない状態だという。さらに佐川急便は今月4日、一部の地域やクール便などを除き荷物の受け付けを停止した。ブラックフライデーが要因の一つとされている。ブラックフライデーはアメリカ発祥のセールで11月の第4木曜日が感謝祭と呼ばれる祝日で、その翌日の金曜日に実施される。名前のゆえんは“客が押し寄せどの店も黒字になるから”と言われている。このセールは日本でも行われていて、特にネット通販ではアメリカと同様に11月下旬を中心に大規模セールが行われている。去年でいうと12月の荷物量は佐川急便で前月比1割増、ヤマト運輸では約4割増(6,500万個増)。今年はもっと増えている可能性がある。名越さんは「物流業界の人手不足は今も継続していて、今後さらに加速するとみられる。野村総研によるとトラックドライバーは2000年には80万人以上いたとされているが、今年は推計で60万人を切ってる。さらに去年から始まった労働時間の上限規制によって物流に影響が出る2024年問題が背景にあるとみられている」などと話した。宅配各社は年内は荷物が指定した日に届かない可能性が高く、なるべく早めに荷物を出してほしいとしている。
