今月下旬に中国の習近平国家主席との首脳会談を控える中、トランプ大統領がやり玉にあげたのは大豆。ロイター通信によると、世界最大の大豆の輸入国である中国は今年、5月以降購入する國をアメリカから南米に切り替えている。それによって共和党の支持基盤であるアメリカの大豆農家は大きな打撃を受けていた。苛立つトランプ大統領は「報復として中国からの食用油などを取引停止にすることを検討している」などコメント。対する中国も引かない。協議を通じての問題解決を呼びかけた。中国は先週木曜日、レアアースの規制強化を発表。これにトランプ大統領は中国に11月から100%の追加関税をかけることを表明している。ベッセント財務長官は中国がレアアースの供給を管理するという動きに対し、アメリカと複数の同盟国などが連携して対応に乗り出す可能性を明らかにした。一方で、ベッセント財務長官は中国との対立激化は望んでいないとして「中国がレアアース規制強化を先送りなら追加関税の停止もありうる」と含みも持たせた。