「老後に諦めたこと」をシニア100人に調査。19人が「食」について諦めたと回答。足立区の70歳の男性は心筋梗塞の手術後に「好物」が美味しく感じなくなったという。松戸市の72歳の女性は夫が魚嫌い。子どもがいたときは魚料理を作っていたが、夫と2人暮らしになってからは魚料理を食べなくなったという。人間ドックで骨粗鬆症と診断され、スーパーで一人分の煮魚を購入するようになった。八王子市の60代の男性は肝臓の数値が良くないと言われ、1か月前から好物の油物を控えるようになった。ヘルニアで手術した経験があり、現在は野菜や玄米を中心とした食生活にしたという。都内で一人暮らしをする82歳の男性は高い豆腐を買っていたが、長引く物価高で諦めたという。だし入り味噌やカット野菜を利用して、なるべく安く、手間暇をかけないようにしている。
