イクラが高騰している。豊洲市場の大手卸売業者によると、今年とれた国産イクラの卸値(しょうゆづけ)は、ここ数年下がっていたが今年は1kg当たり1万〜1万2000円まで急上昇(2023年7000円)。「いさみ屋 小竹向原店」では「いくら50g」を951円で販売。鮮魚部主任・小泉充儀さんは「去年は北海道産のイクラを売っていた。去年から今年は仕入れ値が約2割上がった」と話す。国産のイクラが高いため米国産に変更したが米国産も仕入れ値が上がっているため価格を下げるには至らず。スタジオではこの値段に驚いた様子。近年イクラの卸値はそこまで高くない値段で推移していたが、今年になり急上昇した。これはサケの漁獲量の減少に起因している。今年は10年前の半分近くまで減少、海水温や海の環境の変化が要因としてあげられるという。ちなみにスーパーで販売されているイクラは1粒あたり2.9円になるのだとか。またサケの卵だけでなくマスの卵もイクラになるがその大きさが違い、マスの卵のほうが若干安価で購入できる。イクラ価格の高騰を受け粋 相模原店ではマスのイクラに変更したという。また同様に新宿区内のホテルでも朝食ビュッフェで使用するイクラはマスのものを使用しているという。今後正月にかけて値段はあがるのではという懸念もあるが、現状を考えるとここまで上がっていることから、これ以上の値上がりはないのではないかと市場関係者は話しているという。
住所: 東京都新宿区高田馬場2-17-4