南部解放と祖国統一のための戦いの中で数百人のジャーナリストが情報を伝え写真を撮影した。自分の身の危険を顧みず戦局の様子を伝えた。戦場のジャーナリストは歴史の証人であるだけでなく、ペンやカメラなどを使って歴史の記録や再現をすることにも貢献している。ベトナム人にとって1975年、北ベトナムの解放軍の戦車が南ベトナム大統領官邸に突入した写真は、南部解放と祖国統一の典型的なイメージといえる。この時の写真を撮影したジャーナリストは「当時は良い写真を撮ることしか考えていなかった。数年経って歴史的な写真になるとは思いもしなかった」などと話した。ベトナム戦争終結につながったホーチミン作戦が実施される中、ベトナム通信社の先鋭グループの一員が戦局を伝えた。多くのジャーナリストがこの戦争の取材中に犠牲になったという。