オーバーツーリズム解決に向けて注目されているのが、各自治体が徴収する訪問税・宿泊税といった観光税。宮島では今年の10月から導入し、住民や通勤・通学者を除く訪問者に1人1回100円徴収している。今年度は、1億400万円の税収見込みで、トイレ整備やごみ処理などに活用予定。海外でも観光税が増えていて、イタリア・ベネチアではピーク時には14歳以上の日帰り観光客に対し1日5ユーロを徴収する予定になっている。インドネシア・バリ島では、来年2月から外国人観光客に対し1人15万ルピアを徴収予定。京都などの人気観光地では宿泊税の徴収が行われている。日本は最高額を決めた定額型になるという。一方で海外は、ハワイ・ホノルルでは室料の13.25%を徴収する形になる。ドイツ・ベルリンでは室料の5%となるという。唐木さんは、「なんのためにお金をいただくのかははっきりしたほうがいい」などとコメント。トラウデン直美は「観光地として盛り上がることは嬉しいが、街の様子が変わってしまったらテーマパークになってしまう」などとコメント。