トルコ大統領府は1日、MIT(国家情報機構)の仲介で、米国とロシアなどで拘束されていた26人の身柄交換が、トルコの首都・アンカラで実施されたと発表した。ドイツやベラルーシなど7カ国が関係し、冷戦時代を含めて最大規模の身柄交換とみられる。これを受け米国・バイデン大統領は声明でスパイ罪に問われ収監中だったウォール・ストリート・ジャーナルのゲルシコビッチ記者など米国人3人含む16人がロシアから解放されたと明らかにした。バイデン大統領は会見で「激しい苦痛が終わった」と述べ、解放交渉に協力した同盟国などに謝意を表明した。