COP30開幕の開催地にはアマゾン地域の都市であるブラジル北部のベレンが選ばれた。参加者の宿泊施設の確保が課題になっている。開幕直前の今月5日の時点で28か国の代表団が宿泊先を確保できない。街の人たちからはCOP開催に期待する声が聞かれた。期間中は約5万人が滞在予定だがホテルは1万4,000人分しか用意できていない。地元メディアによると、一部ホテルは1泊16万円と従来の80倍にまで高騰。環境団体の関係者は、手ごろな宿泊施設の確保が難しく渡航の可否を決めかねている人たちもいるなどと話した。日本の環境NGOの辻田創は、日本の団体で来たかったが来られない人もいたと思うなどとコメント。ブラジル政府はクルーズ船2隻を臨時の宿泊施設として活用。6,000人ほどが滞在可能。さらに民泊や学校も利用し5万3,000人分を用意したと説明。アメリカ政府が政府高官の派遣を見送る中、各国の代表団の欠席が広がれば途上国や市民社会の声を交渉に反映することが困難になると専門家は指摘。東京大学未来ビジョン研究センターの高村ゆかり教授は、国以外の主体の声を反映できるかがCOP30成功を図る大きな評価軸になるなどと述べた。
