イスラム組織ハマスとの戦闘が長期化する中、イスラエルの戦時内閣の中で意見の違いが表面化している。野党の立場から戦時内閣に加わっているガンツ前国防相がネタニヤフ首相にガザ地区の将来的な統治を巡る計画を策定するよう求めた。さらに首相と同じ政党に所属するガラント国防相もガザ地区をイスラエルが統治しないことを明言するようネタニヤフ首相に迫っている。テルアビブではまたも数万人による街頭デモが行われた。抗議の声は厳しいものとなり人質の解放、戦争の終了を求めている。この要求が満たされないその責任はネタニヤフ政権にあると非難する。与党リクードに属する国防相と議員が首相を支援しないとなれば路線変更となるかさもなくば、政権は崩壊する。ガザ南部と北部では激しい戦闘が続き終わりは見えない。