政府が対策を検討しているガソリン価格だが、ニッセイ基礎研究所の上野剛志さんは「ホルムズ海峡の閉鎖が長期化した場合や、産油国の石油関連施設の安全確保の状況によっては、1リットル当たり200円を超える可能性もある」と分析している。上野さんの試算をまとめたものを紹介。ドバイ原油先物の価格は9日の取引で1バレル129ドルをつけたが、例えばこれに近い130ドルとなった場合、為替が1ドル=158円前後の水準だと、ガソリンの小売価格は1リットル当たり227円程度にまで価格が上昇する可能性がある。さらに戦闘が長期化し、1バレル当たり150ドルとなると、250円近くまで上昇する可能性もあるという。こうした中、イギリスのフィナンシャル・タイムズは、片山財務大臣がG7(主要7か国)の財務大臣らによるオンライン会合に出席すると報じた。原油価格の高騰を受け石油備蓄の協調放出について議論するとみられている。また経済産業省は、国が備蓄する石油を放出する準備を進めるよう、国内の石油備蓄の基地に指示したという。
