ホルムズ海峡の事実上の封鎖で日本にとって原油の調達の多角化が課題となっている。19日開催の日米首脳会談で政府はアメリカ側に対しアラスカ州からの原油調達を要請する方向で調整しているという。アラスカ州で生産される原油は大半がアメリカ国内で消費されているものの増産の余地も残されているとのこと。日本の輸送に要する日数は約12日間と中東に比べて短い上、ホルムズ海峡のような輸送のリスクも少ないというメリットもある。政府は日本への輸出を増やすのに必要なインフラ投資について、80兆円規模の投資案件の1つとして検討を進めているという。アラスカ州で増産可能な時期や生産コストなど実現に向けた課題も多いとみられるが、政府としては原油調達の多角化を図るとともに日米合意の進展にもつなげるねらいとなっている。
