埼玉県の啓和運輸では塗料不足が原因で新車トラックが届かなかったり、メンテナンスのためのエンジンオイルの品薄など中東情勢による影響は様々。政府の補助金で燃料費は抑えられているものの、経営はギリギリの状態だという。日本の石油備蓄量は土曜日時点では、約7か月分の211日分に減少している。おととい、東京湾に到着したのは米・テキサスからのタンカー。代替調達の輸入先としてアメリカが増えている。調査会社によると、原油を積んでアメリカを出港した洋上のタンカー数は前年同期比約1.4倍増。日本に向かう船は前年比較4隻から17隻に増えていた。テキサスでは過去の採掘跡から地下水と一緒に石油がわき出している土地もある。ただアメリカからの原油調達には課題もある。アメリカから日本まで輸送するには50日~60日程度かかる。中東からに比べて3倍近い日数がかかり輸送コストがかかることが懸念されている。さらにテキサス州の石油業界の関係者は“新たな採掘に踏み切ったという話は聞かない”と話す。石油の流通に詳しい専門家は政府は起こりうるケースを国民に示し、どの選択肢を採用すべきか冷静に判断する必要があると指摘。需要抑制に国民が反対するとは思えず、きちんと話すべき時で、ガソリンやトラックなど経由など油種ごとに適切な対応が必要と話している。
