日米首脳会談。総理大臣官邸とホワイトハウスはともに、SNSに笑顔の両首脳の写真を投稿。一連の日程後、フロリダ州にある自宅で、トランプ大統領は石破総理大臣について、「ナイスガイでタフガイだ」などと話した。今回の会談では、バイデン前大統領が国家安全保障上の懸念を理由に禁止命令を出した、日本製鉄による鉄鋼大手、USスチールの買収計画を巡る動きに関心が集まった。アメリカの製造業の象徴ともいえるUSスチールの外国企業による買収計画についてトランプ氏は、大統領選挙の期間中から繰り返し、反対の意向を示してきた。トランプ大統領は共同会見で「買収ではなく、多額の投資を行うことで合意した」と述べた。そして来週、日本製鉄の幹部と会談し、協議する考えを示した。石破総理大臣も「買収計画は投資としての意味合いがある」と述べた。関係者によると、トランプ大統領との会談が実現すれば、日本製鉄側は雇用創出などにつながる計画について説明する見通し。また買収が完了したあと、USスチールの社名を残すことや、取締役の過半数をアメリカ国籍にすることなども、改めて伝える見通し。