アメリカのトランプ大統領はメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名し、今月4日から発動した。これについてトランプ大統領は「USMCA(アメリカ、メキシコ、カナダ協定)に含まれる品目について来月2日まで関税措置の対象としない」と修正し、再び約1か月の猶予期間を設けた。メキシコ・シェインバウム大統領はトランプ大統領と電話会談を行ったとし「われわれが達した合意は両国に本当の利益をもたらす。来月2日、トランプが発動する各国との相互関税では メキシコは対象にならない」と述べた。USMCAはメキシコからの輸入品の約半分と、カナダからの輸入品の38%に適用されているという。