あすから発動する自動車関税をめぐり、アメリカ国内でも混乱が広がっている。アメリカでは去年の新車販売台数のうち、輸入車が約半分を占める。トランプ大統領の狙いは高い関税をかけて輸入車の価格を上げ、アメリカ産の車を買い求める人を増やすことだが、中古車販売店では品質の高さから日本のメーカーの人気が根強く、取材した日には価格高騰前に駆け込みで日本の車を買おうとする人の姿も見られた。25%の関税が課されると、アメリカへの輸入車がおよそ75%減るという調査結果もあり、輸入車を多く扱う店としては経営難への不安があるという。またホワイトハウスは1日、相互関税の詳細について「日本時間あす発表し、即時発効する」と明らかにした。