ドイツやフランス・イギリスなどヨーロッパの5か国の国防相がベルリンで会合を開いた。NATO(北大西洋条約機構)の加盟国の多くがアメリカに防衛を依存しているなどと批判する、トランプ次期大統領の就任を前に協力関係を強めていくことなどを話し合った。ドイツ・ピストリウス国防相はウクライナ紛争やロシアによる脅威、米国のトランプ次期大統領の今後の動向が不確実な状況について、ヨーロッパのパートナー各国と話し合うためベルリンで国防相会議を開いた。招かれたのは核大国のフランスとイギリス、地中海で防衛上重要な位置にあるイタリア、そしてNATOの東側で重要なポーランドの国防相。今回の会議は、防衛面におけるより密接な協力に向けての始まりとされる。