英・スターマー首相は21日、「私たちはパレスチナ国家を承認する150を超える国々の一員となります。これはパレスチナとイスラエルの人々に対するより良い未来を築けるという誓いでもあります」と話し、「『2国家解決』の希望は薄れつつあるが、その光を消してはならない」と強調した。「イスラエルによる容赦ない爆撃や飢餓と荒廃は容認できるものではない」とした一方で「国家承認はハマスへの報酬ではない」と述べ人質を解放するよう求めた。また、この日はカナダ、オーストラリア、ポルトガルも国家承認を発表。フランスも近く発表する見通しの他、国連では22日にパレスチナ問題解決に向けた会合を開催予定。パレスチナ自治政府は声明を出し、「占領の終結と持続的な平和の実現に真剣に取り組む姿勢を明確に示すもの」と歓迎した。一方でネタニヤフ首相は「テロに対して計り知れないほどの報奨を与えている」と非難した上で「パレスチナ国家が建設されることはない」と反発した。