6日に公表された民間の雇用指標で、アメリカで大幅な人員削減が進んでいることが確認された。一方でマーケットではAIバブルを懸念する声が広がっているが、今後はAIがアメリカ経済を牽引していくという見方が支配的。アメリカのマクロ経済の状況について、マキシム・グループの久野誠太郎は「現在のアメリカ経済はKの字のように枝分かれが顕在化している。K字型の状況は7月から9月期決算ににも現れていて、マクドナルドの決算では既存店売上高は堅調な伸びとなり、新製品やバリュー価格メニューの投入、目玉商品の値下げによる販売促進で競合から客足を奪っていることが示された。マクドナルドのケンプチンスキーCEOは『アメリカ経済は枝分かれのようになっていて、低所得層が来店を減らす一方高所得層が頻繁に来店するようになっている。来年も消費者への圧力は継続するだろう』と述べている。一方でファーストカジュアルと呼ばれる価格がマクドナルドよりも高く設定された業態では、若者を中心とした客足の減少から業績が振るわず株価は大幅に下落している。ビザの年次ホリデー予測によると、今年のホリデー販売は前年比で4.6%増と去年を上回る見通し。ただインフレ調整後の実質でみると2.2%増と、前の年から減速すると見込まれている。先週発表された10月のコンファレンス・ボード、消費者信頼感指数も低下してきており、2021年1月以来の約5年ぶりの低い水準まで低下してきている」などと語った。
