「アジアのノーベル賞」と言われるマグサイサイ賞の今年の受賞者に、映画監督の宮崎駿さんが選ばれた。マグサイサイ賞は、フィリピンの財団によって毎年、アジアで社会に大きく貢献した個人や団体に贈られるもので、「アジアのノーベル賞」として知られている。財団は先月31日、今年の受賞者に日本から宮崎駿監督を選んだことを発表した。財団は宮崎監督を「環境保護や平和の提唱、女性の権利保護などの複雑な問題に、子どもにも理解出来るよう芸術を駆使して取り組んだ」などと評価している。そのうえで、「アニメーションを通し、人間の在り方を照らし出すことに生涯をかけてきた才能ある模範的な芸術家を称える」とした。