ニューヨークの国連本部では24日午前、日本時間今夜10時から各国の首脳らによる国連総会での一般討論演説が始まり、初日は退任前としては最後となる米国のバイデン大統領や、今年4月に就任したイランのペゼシュキアン大統領が演説する。26日にはイスラエル・ネタニヤフ首相とパレスチアのアッバス議長がともに演説する予定で、ガザ地区での死者が4万人を超え停戦を求める国際社会の声が高まる中で、双方の首脳が同じ壇上からどのような発言をするのかが注目される。ウクライナ情勢や中東情勢をめぐる安保理の首脳級会合も開かれ、ゼレンスキー大統領を始め紛争当事国首脳らが激しい議論を交わすものとみられる。一連の演説や会合では各国首脳から常任理事国による拒否権の行使で各地の紛争が止められない安保理へ批判が集まり国連改革を求める声が一層高まるものとみられる。