テヘランから中継。「現地の人々の暮らしは、確実に苦しくなっていると思う」と言い。イランでは、アメリカの経済制裁の影響で物価は昨年5月~今年6月までに4割以上上昇し、特に6月の攻撃以降はこれまで経験したことのない水準だと話す人が多く、生活の厳しさがましている。実際に市民に話しを聞くと、将来の不安が強く、この先何が起きるか分からないと語る人が多くいたとのこと。今回取材した国外移住をサポートするビザ代行業者では、厳しい経済状況を理由に移住を決断している人が増えていると話しており、このまま住み続けていてもよりよい生活は望めないという閉塞感がイラン全体を覆っている。また、ペゼシュキアン政権が重視しているのが制裁の発動に反対した中国とロシアとの関係強化。中国はイエランの国家財政を支える原油の主要な輸出先で、取引は継続されるとイラン政府は強調している。また、アメリカが運用するGPSに変わる、中国の衛星測位システムの導入に向けた交渉を始めているとしている。そして、ロシアとは今月新たな原発建設で協力することで合意した。イランは13日にエジプトで開かれた、ガザ地区の和平などを協議する首脳会議に招待されていたが、イランを攻撃するような相手とは関われないとして欠席した。