イランでは大統領選挙の投票が行われ開票が進んでいる。最終的に保守派の候補者3人と改革派の候補者1人の計4人で争われた。欧米との対話に前向きな改革派から立候補したのは、ペゼシュキアン元保健相。当初は知名度の低さから苦戦するとみられていたが選挙戦が進むにつれ、現体制に否定的な市民からの支持を広げてきた。欧米との対立姿勢を示す保守強硬派で有力なのはジャリリ元最高安全保障委員会事務局長で、現地メディアはこの2人の決選投票となる可能性が高いと伝えている。
今回、80人が立候補登録をしたものの、事前審査によって失格者が続出した。そのうちの1人、オンライン教育機関の学長を務めるラファト・バヤットさんは、特別な思いで選挙に挑戦した。バヤットさんは「女性にも機会を与えるべき」と述べた。他に3人の女性も候補者登録をしたが、いずれも審査で失格となった。世界各国の男女格差の状況をまとめたジェンダーギャップ指数によるとイランは146か国中143位。国会議員や閣僚級など要職に就く女性の割合は5%ほどと特に女性の政治参画が最低レベル。国会議員を1期務めたことのあるバヤットさんでも大統領選への立候補には高い壁が立ちはだかる。事前審査を担う護憲評議会・報道官は「性別によって(立候補が)妨げられることはない」と述べたが、過去に一度として、女性の候補者が認められたことはない。バヤットさんは「護憲評議会は女性を信用していない」と話す。バヤットさんにとって3回目となった大統領選挙への挑戦。イランの将来を見据えて必ず4度目も挑戦を続けると言う。
今回、80人が立候補登録をしたものの、事前審査によって失格者が続出した。そのうちの1人、オンライン教育機関の学長を務めるラファト・バヤットさんは、特別な思いで選挙に挑戦した。バヤットさんは「女性にも機会を与えるべき」と述べた。他に3人の女性も候補者登録をしたが、いずれも審査で失格となった。世界各国の男女格差の状況をまとめたジェンダーギャップ指数によるとイランは146か国中143位。国会議員や閣僚級など要職に就く女性の割合は5%ほどと特に女性の政治参画が最低レベル。国会議員を1期務めたことのあるバヤットさんでも大統領選への立候補には高い壁が立ちはだかる。事前審査を担う護憲評議会・報道官は「性別によって(立候補が)妨げられることはない」と述べたが、過去に一度として、女性の候補者が認められたことはない。バヤットさんは「護憲評議会は女性を信用していない」と話す。バヤットさんにとって3回目となった大統領選挙への挑戦。イランの将来を見据えて必ず4度目も挑戦を続けると言う。