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「アッバス議長」 のテレビ露出情報

国連総会は193の国連加盟国すべてが参加して毎年9月に開幕。1年を通じて様々な協議や決定を行う。国連で平和と安全に関わる重要な議題を扱い強制力を持つ決議を採択するのは、15の理事国からなる安全保障理事会。アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアが常任理事国で決議に拒否権も持っている。各国の総意に従って活動にあたっているのが、グテーレス事務総長を頂点とした国連事務局と様々な専門機関。
国連総会の焦点について、鴨志田郷解説委員が解説する。第70回の国連総会は、世界の貧困問題や気候変動などに対応するSDGsが全会一致で採択された。その後、新型コロナウイルスのパンデミックによる混乱が広がり、3年前からはロシアによるウクライナ侵攻、おととしからはガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が始まった。アメリカでは4年毎に国際協調を重視する民主党のオバマ、バイデン政権、自国第一主義の共和党のトランプ政権が入れ替わり、国連も混迷を深めてきた。いま国連は、ウクライナとガザ地区で続く2つの戦争への対応とトランプ政権を前に、かつてない危機にある。ウクライナ侵攻は、トランプ大統領による仲介によっても首脳会談が実現する見通しが立っていない。国連総会ではゼレンスキー大統領が改めて国際社会に支援を呼びかける見通しだが、アメリカがロシアに配慮を見せるようになり、グローバルサウスの多くが中立の立場をとるようになっている。ウクライナが領土割譲されれば力による現状変更となり、国連憲章の主権の尊重や領土の保全といった大原則が損なわれることになる。すべての加盟国が立場が問われるという局面に差し掛かっている。
イスラエルはイスラム組織ハマスの壊滅と人質の解放を掲げ、ガザ地区への激しい攻撃を続けており、あまりにも多くの住民が日々殺害され人道危機が深まっている。イスラエルは、パレスチナのヨルダン川西岸でも国際法違反のユダヤ人入植地を大幅に拡大する方針で、住民への抑圧が強まっている。安保理ではアメリカがイスラエルを擁護して停戦決議を阻んでいるが、住民の犠牲が増え続ければジェノサイドを黙認することにもなる。パレスチナの将来をめぐっては、今回の国連総会でフランス、イギリス、カナダ、オーストラリアなど一部の国が国家承認に踏み切るとも言われている。イスラエルは猛烈に反発しており、アメリカもパレスチナへの制裁を課している。国連総会にはイスラエル・ネタニヤフ首相が出席できても、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は出席できない可能性がある。
2つの戦争の行方に強い影響力を持つアメリカは、トランプ政権が返り咲いたことで混乱を広げている。トランプ大統領はパリ協定からの離脱、WHOなどからの脱退を表明し、国際的な人道支援を大幅に削減し、SDGsも拒絶する構えを見せている。2つの戦争についても、国際法を度外視した力による平和という持論に基づいて収拾を図ろうとしている。トランプ大統領が5年ぶりに行う国連演説に、世界の目が注がれる。安保理で特権を握る大国の思惑によって戦争や人道危機が止められない現状については、他の国連加盟国以上に世界の国連職員が強い危機感を抱いている。グテーレス事務総長は訪日した際のインタビューで、安保理を改革する必要性を強調しつつ「国連そのものの存在意義は見失わないでほしい」と訴えた。国連総会は、国連が世界平和に資する組織であり続けられるか問われるような総会になるだろう。アメリカや中国に続いて多くの資金を拠出している日本も、重い責任を負っている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年10月14日放送 23:30 - 23:40 NHK総合
時論公論(時論公論)
イスラエルとハマスはトランプ大統領が示した和平計画の第1段階に合意し停戦と人質の解放などが実施された。10日、ガザ地区ではイスラエル軍が定められたラインまで撤退し停戦が発効した。13日、ハマスに拘束されていたイスラエル人の人質48人のうち20人の生存者が解放された。28人の遺体の返還も行われるが全員の引き渡しには時間がかかる模様。一方、イスラエルの刑務所に収[…続きを読む]

2025年10月14日放送 15:50 - 19:00 日本テレビ
news every.4時コレ
パレスチナ自治区ガザ地区でハマスに拘束されていた人質が解放されてから一夜が過ぎた。イスラエル・テルアビブから佐藤篤志による中継。佐藤篤志は「朝から市民らが訪れ解放の喜びをかみしめている。20人全員の人質が解放された。イスラエル側も約2000人の解放を始めている。13日、国際会議がエジプトで開かれた。トランプ大統領は和平に関する文書に署名した。トランプ大統領は[…続きを読む]

2025年10月14日放送 15:42 - 19:00 フジテレビ
イット!All news 4
パレスチナ自治区ガザから人質24人が解放された13日、エジプト・シャルムエルシェイクでガザでの戦闘集結に関する首脳会合が開かれ、ハマスとの協議を仲介したエジプトのシシ大統領ら20か国以上の首脳級が出席し、パレスチナ自治政府のアッバス議長も参加した。一方、当事者であるイスラエルのネタニヤフ首相は出席を辞退し、ハマスは招待されなかった。トルコメディアはエルドアン[…続きを読む]

2025年9月26日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュース(ニュース)
アッパス議長は各国のパレスチナ国家承認に謝意を示すとともにパレスチナ暫定自治政府がガザ地区の統治と治安について全ての責任を負う準備があると述べた。パレスチナ暫定自治政府には問題が山積していて、暫定自治政府にパレスチナを統治できるのかという問いがある。現在パレスチナ暫定自治政府はガザ地区とヨルダン川西岸に分かれている。ガザ地区はハマスが実効支配、ヨルダン川西岸[…続きを読む]

2025年9月26日放送 5:50 - 9:00 日本テレビ
ZIP!NNN NEWS ZIP!
国連総会でのアッバス議長の一般討論演説は、アメリカがビザを発給しなかったため事前に録画したビデオでの演説となった。アッバス議長は今も続くイスラエルの攻撃を改めて「戦争犯罪だ」などと非難した上で、「ガザ地区の和平に向けトランプ大統領・フランス・国連などと協力する用意がある」と表現した。また、イスラム組織・ハマスは自治政府に武器を引き渡さなければならず、「統治に[…続きを読む]

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