備蓄米の販売期限は今月末。しかし大手ドラッグストアによると、購入を申し込んだ2万トンのうちきょうまでに販売できたのは3割ほどにとどまっているそう。農林水産省は小売業者に対し当初からあさってまでに保管倉庫から引き取ること、8月末までの期限に売り切ることを求めていた。しかし購入申し込みがあった約30万トンのうち、消費者への販売量は10万7000トンあまりにとどまっている。販売が進まない状況について農林水産省は、備蓄米を保管倉庫から出荷する際の異物確認作業などに時間がかかっていることがあるとみている。こうした中購入申し込んだ小売業者の間では一部をキャンセルする動きも。イオンも一部キャンセルするか検討しているとのこと。小売業者からは販売期限の延長を求める声も。最新1週間のコメ販売平均価格は前の週より値上がり。専門家は販売期限について「農林水産省としては備蓄米で新米価格に影響及ぼしたくない思惑がある」「9月以降も柔軟に売れる環境つくってほしい」などと指摘。期限延長した場合新米価格に影響出るとの見方があることから、農林水産省は今後の対応慎重に検討進める。
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