台風の風の強さはヘクトパスカルで表されるが、昔はミリバールが使われていた。ヘクトは「100倍」、パスカルは「圧力」の意味で、数値が低いほど台風の勢力が強い。ストッキングの引き締める力にもヘクトパスカルが使われている。「hPa」と大文字と小文字が混ざっているのは、人名由来は大文字でそれ以外は小文字が原則のため。力の大きさや電力の単位なども人名由来のため大文字。ベクレルは物質から出る放射性物質の量や放射能の強さを表す単位で、シーベルトは人間が受ける放射線の単位。ベクレルの前は放射線研究の先駆者であるキュリー夫人に敬意を払ってキュリーという単位が使われていた。