2月28日、世界を震撼させた首脳同士の激しい討論。アメリカとウクライナが署名するはずだったのが、鉱物資源の権益をめぐる合意文書。署名は見送られたが、その後も粘り強く協議を続けてきた。そして17日、トランプ大統領は鉱物資源の権益をめぐる合意文書について「今月24日に署名する」との見通しを示した。ウクライナ側はも、合意文書に関連した覚書に署名したと発表。経済パートナーシップ協定と復興のための基金設立に道を開くものだとしている。一方フランスを訪れているフルビオ国務長官から「停戦がそもそも実現可能かどうか停戦しなければならない段階にきている」などと言った発言が飛び出した。発言があったのは、フランス・マクロン大統領やウクライナ高官などと協議を終えた後。協議でルビオ長官はウクライナでの停戦に向けた枠組みを提示したという。停戦協議が停滞するなか、ルビオ長官はアメリカが仲介をやめる可能性を示すことで、ロシアとウクライナ双方に歩み寄りを求める狙いがあると見られる。