北朝鮮メディアはけさ、ミサイル総局が複数の弾頭を搭載して“多弾頭化”されたミサイルの発射実験をきのう行ったと報じた。実験では固体燃料式の中長距離弾道ミサイルから分離した弾頭が半径170~200kmの範囲にある3つの標的に正確に誘導されたとして実験は成功だったと主張した。ミサイル総局は発射実験について「我々のミサイル能力の強化と技術発展で重要な意味を持つ」としている。一方韓国軍は北朝鮮がきのう弾道ミサイルを発射したものの、空中爆発し失敗したと見られるとしている。けさの北朝鮮メディアの報道はこれに反論したかたちだが、韓国側は報じられたミサイルの画像が過去のものと類似として「ねつ造した可能性もある」との見方を示している。