アメリカ・ミシシッピ州で謎の失踪事件が発生。ある日、メアリーの自宅に親友アンの娘アンドレアから電話がかかってきた。母親と連絡がとれないという。この日、アンの誕生日で、娘アンドレアと誕生日会の約束をしていたが、予定の時刻を過ぎても家に帰ってこなかったという。アンには娘アンドレアの他に、息子ピーターと息子ポールがいたが、息子2人は海兵隊所属のため、実家から離れて暮らしていた。その後、アンが遺体で発見された。
ヴィンセント捜査官らが現場検証を行った。アンの遺体からは手で首を締められたような痕が見つかった。ナイト捜査官はアンの娘アンドレアにアンの死を伝えた。その後、捜査官はアンが看護師として勤務していた病院を訪れ、メアリーから話を聞いた。メアリーによると、1年前ほどからアンはアンドレアのすさんだ生活に悩まされ、2人の間に大きな溝ができていたという。また、アンはアンドレアと一時的に距離を置くため、アンドレアをメアリー宅に預けていた。半年後、再び実家に戻った時には、アンとの関係が少しだけ改善していたという。
メディアはアンの死を一斉に報じた。また、検視の結果、首の痣は絞殺によるものではないこと、睡眠導入剤が体内から検出されたこと、死因は溺死であること、肺に残っていたのは川の水ではなく水道水だったことが判明した。
アンの自宅から、財産分与について明記された遺言書が見つかった。遺言書によると、財産の1割をメアリーに贈与すると書かれていた。指紋の照合結果が出た。アンの車のドアノブからメアリーの兄ジョンの指紋が検出された。
シャロンと名乗る女性が警察署を訪れ、過去の事件について話した。1年前、シャロンは知り合いの運転する車でドライブしていた。ドリンクを飲んでいると眠気で意識を失い、目覚めた時には踏切にいて電車と衝突。シャロンは病院に運ばれ、一命を取り留めた。なお、運転手は線路脇で意識を失って倒れていたという。警察は事故原因が、運転手の居眠り運転だと判断したが、シャロンは、運転手が事故に見せかけて自分を殺害しようとしていた可能性があると告発した。なお、運転手はメアリーだという。その後、警察はアン殺害容疑でメアリーを逮捕。メアリーは最初、否認を続けるも、アン殺害を自白した。
事件の真相を紹介。メアリーはアンが親子関係で悩んでいることを知り、アンドレアを一時的に引き取った。この時からアン殺害計画を立てていた。メアリーはアンドレアの将来を心配するふりをして、アンをそそのかして遺言書を作成させた。さらに、メアリーを受取人とする生命保険にも加入させた。アンはアンドレアの将来を心配しており、メアリーは言葉巧みにアンを騙した。事件当日、メアリーは誕生日を祝いたいという口実でアンを自宅に誘い、睡眠導入剤を混入させた飲料を飲ませた。眠ったアンはジョンに風呂場で溺死させられた。遺体はアンの車に隠し、メアリーは証拠隠滅のため風呂場を掃除。そして、事故死に見せかけるため、アンの遺体と車を川に運んで遺棄した。その後、アンドレア親子を気遣う親友を演じた。