龍平は会見で「ドンドン殺されていってる。死んでるのではない、殺されていってる」などと訴えた。こうして被害者に若い世代が多くいたことを世間は知っていく。1995年7月24日、大学生など3500人が厚労省を取り囲んだ。人々は互いに手を取り合いそれは「人間の鎖」と呼ばれた。世論に後押しされ国会でも追及が始まった。半年後、菅直人が厚生大臣に就任し内部調査が本格的に始まった。資料が見つかり当時から非加熱製剤の危険性がわかっていたことが判明した。龍平たち原告団は国の対応に怒りを示し座り込みを決意した。こうして菅直人は原告団に対して全面的に謝罪した。