2024年5月14日放送 21:00 - 21:54 日本テレビ

ザ!世界仰天ニュース
信じた薬でHIV感染!薬害エイズ事件…700人超死亡の恐怖

出演者
中居正広 笑福亭鶴瓶 杉原凜 陣内智則 吉川美代子 中川大志 清原果耶 末澤誠也(Aぇ!group) 
(ザ!世界仰天ニュース)
信じていた薬でHIV感染…国と企業が命奪った真実

30年前に起こった薬害エイズ事件。この事件を町の人達に聞いてみると「初めて知った」や「詳しい内容は知らない」という人ばかりだった。薬害エイズ事件は当時の厚生省が認めた薬を投与した患者1400人以上がHIVに感染。現在までに約700人が亡くなった。厚生省も製薬会社もHIVに感染する危険性があることを認識していた。感染した、当時19歳の川田龍平さんらは企業や国と闘い続けた。そして世の中は動いていった。

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東京・小平市に住んでいる川田龍平は元気に小学校に通っていたが血友病にかかっていた。血友病は生まれつき血を固める因子が不足しているため、出血しやすく一度出血すると血が止まりにくくなる病気。頭の中で出血が起きると命にも関わることがある。血友病に使われるのが血液製剤と呼ばれる人の血液から作りだされた薬だった。龍平が3歳7か月だったとき、新しく出来た薬を医師に進められ使うことにした。

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スタジオトーク

末澤誠也は15日、「《A》BEGINNING」でデビュー。末澤は29歳で事務所の歴代最年長デビューだという。清原果耶は観葉植物を育てていてある日突然、観葉植物からキノコが生えてきたという。その生えてきたキノコの写真を紹介。このキノコは幸せを呼ぶキノコだという。

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《A》BEGINNINGゆず
信じていた薬でHIV感染…国と企業が命奪った真実

新しい血液製剤を使い始めて7年たった1986年1月、龍平の母は医師からHIVに感染していると告げられた。濃縮血液製剤の原料はアメリカから輸入されていた。使用される血液は主に血液を売る人から集めていた。数千人から数万人の血液をまとめ濃縮血液製剤を作っていた。万が一その中にHIV感染者がいれば、そこで作られた全ての血液製剤にHIV感染の危険があった。龍平のHIV感染が判明する10か月前、厚生省は海外在住の日本人を初めてエイズ患者と認定。その2ヶ月後には国内で初めてエイズ患者が見つかった。認定された5人のうち、3人が血友病患者だった。こうして人々はエイズを認識するようになり、メディアはエイズの恐怖の症状を特集していった。血液製剤を使用しているというだけで、血友病の患者はエイズという間違った認識も広がった。

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龍平のHIV感染がわかる1年前、製薬会社「ミドリ十字」の血液製剤に関して他社の営業マンが、ミドリ十字のものは輸入の原料のものを使っているので、エイズの危険性が高いと営業をしていた。ミドリ十字は営業マンに国内原料で作られているとウソのアピールをしろと命じた。ほとんどの営業部員はこれを事実だと信じ販売を続けた。実はこの数年前から厚生省ではアメリカで血友病患者にエイズ患者が増えているとの情報を得て、エイズ研究班を発足していた。会議で非加熱濃縮製剤の使用を辞める提案も出たが医師たちが、前の薬に戻すのは患者にとっても負担になると反対。厚生省は非加熱濃縮製剤を認証し続けていた。その2年後、HIV感染対策の血液製剤が出た。龍平のHIV感染判明の半年前、加熱血液製剤が製造販売の認可を得た。しかしミドリ十字では会社の利益を守るため非加熱製剤を売り続けていた。一方、血友病患者は厚生省に非加熱の血液製剤を回収するよう申し出を行っていた。しかし厚生省は企業に損害を与えると回収しなかった。こうして血友病患者1400人以上がHIVに感染してしまった。

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龍平のHIV感染判明から1年半。龍平の体調は悪化していった。検査の結果、免疫力が落ちているのがわかりインターフェロンという治療を始めた。インターフェロン治療はウイルスの増殖を抑えるタンパク質を補充する治療法。当時、エイズの発症を遅らせる効果があると期待されていた。龍平は中学に入学。このころ非加熱製剤によるHIV感染がニュースで大々的に報じられ社会で大きな問題になりつつあった。国や製薬会社が危険性を早い段階で認知していたのにも関わらず回収しなかったことがわかってきた。12歳でエイズに感染した岩崎孝祥さんは生きてる証として絵を書き続けた。岩崎さんは19歳でなくなった。被害者やその家族たちは声を上げ始めた。1989年、厚生省やミドリ十字など5社を被告として損害賠償請求の裁判が始まった。この頃、差別や偏見を恐れ原告団で名前や顔を出す人は少なかった。龍平は実名公表と顔出しを決意した。公表までの半年間に密着して撮影された写真集「竜平の未来 エイズと闘う19歳」を発売。この写真集はエイズの偏見が残る世間に対して衝撃を与えた。こうして世間の空気が一気に変わっていった。

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末澤誠也 母の作るチャーハンが…

末澤誠也は母親の作るチャーハンが子供の頃から大好きだった。5年くらい前からチャーハンを頼むとピラフが出てくるようになったという

信じていた薬でHIV感染…国と企業が命奪った真実

龍平は会見で「ドンドン殺されていってる。死んでるのではない、殺されていってる」などと訴えた。こうして被害者に若い世代が多くいたことを世間は知っていく。1995年7月24日、大学生など3500人が厚労省を取り囲んだ。人々は互いに手を取り合いそれは「人間の鎖」と呼ばれた。世論に後押しされ国会でも追及が始まった。半年後、菅直人が厚生大臣に就任し内部調査が本格的に始まった。資料が見つかり当時から非加熱製剤の危険性がわかっていたことが判明した。龍平たち原告団は国の対応に怒りを示し座り込みを決意した。こうして菅直人は原告団に対して全面的に謝罪した。

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(番組宣伝)
カズレーザーと学ぶ

カズレーザーと学ぶの番組宣伝。

上田と女が吠える夜

上田と女が吠える夜の番組宣伝。

(ザ!世界仰天ニュース)
クラスの女子が!そして陣内は…

陣内は中学生の時に授業中に隣の女の子がおならをした。みんな後ろを向いたので陣内は、僕ですといったら陣ゲリというあだ名になり。かばった女の子からは「陣ゲリの横いやだ」と言われたという。

映画 碁盤斬り

映画 碁盤斬りのお知らせ。5月17日より全国公開。

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碁盤斬り
信じていた薬でHIV感染…国と企業が命奪った真実

今まで責任を認めてこなかったミドリ十字の幹部たちは全員が土下座した。1996年3月29日、薬害エイズ裁判では原告勝訴の和解が成立した。その後、1985年から1986年にかけてHIV汚染の非加熱製剤によって患者2人を死亡させたとして、ミドリ十字歴代3人の社長、厚生省の元生物製剤課長、エイズ研究班の元班長が業務上過失致死の疑いで逮捕された。しかもミドリ十字の隠蔽工作が裁判で発覚した。川田龍平さんは2008年に結婚。川田さんは「結婚してから免疫がよくなった」などと話した。

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(エンディング)
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