再来年の大阪・関西万博について、工事の遅れも懸念されるなか、各地ではイベントも開かれ、前売り券の販売も始まった。記念イベントには万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が現れた。博覧会協会は2300万枚の入場券の販売を目指していて、約6割は前売り券として販売したい考え。会場の夢洲ではシンボルとなる大屋根の工事が進んでいる。ただ、海外パビリオンは建設に遅れが出ている。国民の負担につながる会場の建設費も当初の1250億円から最大2350億円まで膨らんでいる。さらに、会場建設費とは別に国費負担が800億円余生じることが明らかになった。新たな課題として、会場へのアクセス手段の確保が浮上している。シャトルバスの運転手の確保が難航していて、JR桜島駅と会場を結ぶルートは運行に必要な180人のうち少なくとも100人足りない。大阪市の横山市長は、どこに課題があってどう解決していくか、課題に寄り添った形で対応していきたいなどと述べた。