ミャンマーの国境に近いタイ・ターク県では、軍事政権下のミャンマーから逃れてきた子どもたちの自立支援としてNGOがタイの大学などへの進学をサポートしている。活動を支える資金の大部分は米・USAIDから援助される予定だったが、トランプ政権発足後に突如「支援を打ち切る」とのメールが届いた。トランプ政権はUSAIDの大規模な人員削減などを進め、多くの事業を停止。さらにトランプ氏は今月、31の国連機関を含む66の国際機関からの脱退を指示した。ミャンマーではアメリカからの援助がなくなって食糧危機が広がっているという。さらにアメリカはミャンマーの民主化を支えてきたが、トランプ政権はミャンマー軍事政権に関連する一部制裁を解除した他、アメリカに逃れたミャンマー避難民の保護資格を今月で失効させる措置をとった。専門家はアメリカの関与低下で中国やロシアによる影響力拡大が懸念されるとし、「民主化支援を基盤とする対ミャンマー外交はここで一旦終わったと考えてもいい」などと話した。
