視聴者の声を受けて、バンコクからの中継でアジア総局の青山悟が解説。まず、今回の選挙は軍にとってどのような目的があったのかという質問。5年前に自らが起こしたクーデターを既成事実化するのが目的。選挙をして民政に権力を移管したとアピールすることで、自分たちが行ってきたことは正当なものだと主張したい。選挙をすれば国際社会からの孤立も解消できるのではないかという考えもあったのではないか。民主派を排除して選挙を実施すれば軍寄りの政党が勝利するので、軍の思惑通りの結果が出ている。ミャンマーの選挙管理委員会がきのうにかけて発表した総選挙開票結果は、軍を支持する勢力が上下両院の議席の約86パーセントを占めた。今年6月にも新しい政権が発足する見通し。続いて、なぜミャンマー国民は軍に反感を持ちながらも選挙に出向かざるをえないのか、軍からの圧力はどのようなものかという質問。話を聞いた市民の中には、投票しなければ拘禁刑を受けることになると当局から言われたと証言している人もいる。先月、独立系メディアは、当局が戦闘から逃れてきた国内の避難民に対して、投票しなければ支援を打ち切ると圧力をかけて投票を強要していると報道。投票所でも、当局から商売への嫌がらせを受ける可能性があるから仕方なく投票したという人もいた。一方、今回の投票率は約55パーセントと、前回の70パーセントより低い。軍側が投票率を上げようとした一方で、一定数の人が選挙に行かないという抵抗をした表れ。
