今年開かれるパリオリンピックの新競技ブレイキンで日本選手は多くの国際大会で優勝を飾るなどオリンピックでもメダルが期待されている。ブレイキンはDJの音楽に合わせて即興で交互に踊る1対1のダンスバトルだった。立って踊るトップロックや手を付いてステップを踏むフット枠、頭や肩などで回転するパワームーブや音楽に合わせ体の動きを止めるフリーズなど4つの要素がある。これらを即興で組み合わせる事でオリジナルのパフォーマンスを生み出し、審査員が技術と表現と独創性の3つの項目で採点。音楽とあった自分らしいダンスで個性を表現した者が勝者となる。ブレイキンの始まりは1970年代のニューヨークのサウスブロンクスでギャング同士の争いを暴力で無くダンスバトルで解決したのがルーツと言われている。こうした歴史を感じさせるには相手を挑発したり銃で打ったりするポーズでスリリングなやり取りはブレイキンの魅力の1つだった。全力を尽くした後、お互いを称え合うのもブレイキンの魅力だという。