アゼルバイジャンで開かれている気候変動対策を話し合う国連の会議「COP29」は途上国の気候変動対策を支援する資金をめぐる交渉が難航している。COP29では途上国の気候変動対策の資金について新たな目標額を決めることを目指しているが支援金額や分担方法をめぐり先進国側と新興国側や途上国側との隔たりが続いている。こうした中、ブラジルで開かれているG20首脳会議で発表された首脳宣言で、途上国の支援について特に途上国に対し気候変動対策のための民間資金の流れを促進するとして民間からの協力を得る必要性を協調している。国連の気候変動枠組み条約のスティル事務局長は19日、”G20の首脳はCOP29の交渉担当者に明確なメッセージを送った”とする談話を発表した。